2011年7月15日金曜日

特別集会「被災地の博物館に聞く」のお知らせ

タバシオ半田です。

いつの間にか梅雨も明け、暑い夏がやってきました。
未だ復興の途上にある被災地の博物館施設の状況を考えると胸が痛みます。
こうしたなかで、文化財レスキュー活動も続けられ、全国から多くの博物館関係者が被災地に入り、現地の方々との恊働で、厳しい状況のなかでレスキュー活動を展開しています。

一方、7月に入り通常開館する施設も増えてきました。
宮城県七ヶ浜町の歴史資料館、同町の国際村は7月1日から通常の体制で再スタートしました。
特別展示室のみ開館していた仙台市博物館も7月23日から常設展示室をオープン予定です。
他にも更新情報が増えつつあります。
職員の方々のご努力に敬意を表したいと思います。

私事ですが、6月に、財団法人日本博物館協会の専務理事に選任されました。タバシオでの職務との兼任で、非常勤の専務理事として、どれほどのお役に立てるかはなはだ不安ですが、復興への取り組みも含め、できるだけのお手伝いをさせていただきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、文化財レスキュー活動に関連する催しものの情報をお知らせします。
是非ご参加下さい。

特別集会「被災地の博物館に聞く」

http://www.rekihaku.ac.jp/others/assembly.html

趣 旨:
 全国の博物館職員と関係者が集い、被災地の博物館職員から震災後の状況について話を聞くことで、情報を共有し、精神的に支援するとともに、今後の連携のあり方を探ります。一般からの参加も歓迎します。

日 時 : 2011年 7月 30日 (土)13:00〜17:30

場 所 : 国立歴史民俗博物館 講堂
   (千葉県佐倉市城内町117)

日 程 :
13:00〜17:30 現地からの報告
 被災地で活動をしておられるいくつかの館と関係機関から報告者を招き、ご報告をいただきます。

  岩手県立博物館                赤沼 英男 氏(保存科学)

  陸前高田市立海と貝のミュージアム兼
  陸前高田市立博物館              熊谷 賢 氏(考古学)

  陸前高田市立博物館              砂田 比左男 氏(昆虫学)

  多賀城市教育委員会              高倉 敏明 氏(考古学)

  仙台市博物館 仙台市史編さん室         菅野 正道 氏(歴史学)

  東北学院大学 文学部/大学博物館        加藤 幸治 氏(民俗学)

  福島県文化振興事業団 福島県歴史資料館     本間 宏 氏(考古学)

申し込み不要・無料
260名,先着順

・終了後、館内で交流のための懇親会を開催。こちらは会費制で当日受付けます。

問合せ先:
 国立歴史民俗博物館 広報サービス室 サービス・普及係
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117
 Tel.043-486-0123(代) Fax.043-486-4482
 e-mail:sfukyu@ml.rekihaku.ac.jp

(たばこと塩の博物館 半田)

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