2011年9月11日日曜日

震災から6ヶ月

皆さん、タバシオの半田です。
今日は9月11日。震災から6ヶ月が経ちました。
被災された方々のなかには、徐々に通常の暮らしを取り戻されつつある方も居られる一方、未だに4,000人を超す方々が行方不明で、避難所で不自由な生活を強いられている方々も6,000人以上居られます。改めて、被災地の1日も早い復興をお祈り申し上げます。
 こうした状況のなかで、博物館の世界も少しずつ落着きを取り戻しつつあります。7月15日に「アクアマリンふくしま」がオープンし、震災の影響で閉館している水族館はなくなりました。文化庁を中心とする「文化財レスキュー」事業も、構成団体の皆さんの努力によって、機能的な活動が展開されるようになりました。しかし、全体としての復興には、未だ遠い道のりが必要とされています。多くの機関の協力により、被災地から各地に運ばれレスキューされた文化財は、今、応急手当を終えて避難生活をしている状況ですが、これらの博物館資料のなかには、本来、戻るべき博物館の再会に、未だ全く目処が立っていない施設も沢山あります。
 6ヶ月経った今日、東京は30℃を超す残暑です。一方で、秋祭りの季節、被災地で復興に携わっておられる方々におかれましては、夏の疲れが出ませんよう、どうぞご自愛ください。また私たちも、引き続きできるお手伝いをさせていただきたいと思います。なにかお手伝いできることがありましたら、お気軽にお声を掛けていただければ幸いです。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。